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舞鶴赤煉瓦倉庫群 |
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舞鶴赤レンガ倉庫群(まいづるあかレンガそうこぐん)は、舞鶴市の旧舞鶴海軍軍需部本部地区(現・舞鶴港ウォーターフロント)にある12棟の赤煉瓦倉庫。北吸赤れんが倉庫群とも。文化財指定名称は舞鶴旧鎮守府倉庫施設。国の重要文化財及び、近代化学産業遺産。 |
1901年(明治34年)に舞鶴の地に舞鶴鎮守府が創設され、明治・大正時代を通じじて、旧日本海軍によって建てられた赤煉瓦造りの建築物である。
なかでも、舞鶴市の北吸地区に現存する倉庫群は12棟で、建造年代は1901年(明治34年)から1903年(明治36年)の明治期にかけて9棟建てられ、1918年(大正6年)から1921年(大正9年)の大正期にかけて3棟建てられたものである。
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1903年(明治36年)に建てられた旧舞鶴海軍兵器廠魚形水雷庫であったものが現在は赤れんが博物館として活用されている他、旧予備艦兵器庫も現在は、舞鶴市政記念館として活用されている。さらに2007年(平成19年)4月には、舞鶴市政記念館横の一棟が、まいづる知恵蔵として建設当時の姿を再現した形でリニューアルオープンした。また、舞鶴倉庫株式会社が3棟を倉庫として再利用し、残りの7棟は、海上自衛隊・舞鶴総監部などの倉庫として使用している。このような手付かずのものは、全国的に見て大変貴重で、近代遺産として、映画やテレビドラマのロケに使用される事が数多い。
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夜、ライトアップされた赤れんがや、雪が積もる絵本の世界のような赤れんがなど、時間や季節によってさまざまな表情が楽しめるのも舞鶴ならではの特長です。
近年では、ジャズのライブイベントやアートスペースとしての活用など、歴史遺産としてだけではなく、独自の世界観を持った空間としての価値に注目が集まっています。
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まいづる智恵蔵
1902年に鎮守府兵器廠の弾丸庫並小銃庫として建設された赤れんが倉庫を再利用した文化施設で、館内は内壁を利用した長大なギャラリーや舞鶴市の文化財を展示するコーナーなどを設置。舞鶴赤煉瓦倉庫群の一つととして重要文化財に指定されている。再利用するにあたっては、竣工時の外観に防衛庁防衛研究所に保管されている設計図と仕様書を基にして戻された。
- 赤れんが倉庫復元展示エリア - 入換動車、国鉄中舞鶴線沿線復元ジオラマ 、旧中舞鶴線の資料等を展示。かって福知山運転所で使用されていたDB10形ディーゼル機関車が展示されている。
- 縄文丸木舟展示エリア - 浦入遺跡から出土した日本最古級とされる約5300年前の縄文丸木舟(市指定文化財)の実物をはじめとする浦入遺跡出土品を展示
- 企画展示室
- 赤れんが回廊 - 建物内壁を活用した総延長220mのギャラリー
- 糸井文庫浮世絵展示エリア - 市指定文化財の糸井文庫約2,200点の資料から、丹後地方に関する浮世絵など数十点を展示。
- 歴史文化交流エリア
- 宝もの大学エリア
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赤れんが博物館
レンガについて様々な視点からの収集・展示を行っている博物館。1933年11月に開館。
建物は、1903年(明治36年)に竣工した旧日本海軍の兵器廠魚形水雷庫のを改装したもので、鉄骨構造であることや煉瓦の積み方がフランス積みであることなど、舞鶴の煉瓦建築物のなかでもユニークな存在で。現存する鉄骨構造の煉瓦建築物としては日本最古級とされている。2008年6月に、舞鶴赤レンガ倉庫群の一つとして重要文化財に指定された。館内では世界の歴史的建造物で使用された様々な煉瓦が展示されている他、世界の著名な煉瓦建造物の紹介、および煉瓦窯を再現したシアターで煉瓦の歴史・製法の紹介がされている。
舞鶴は戦前の煉瓦建築物が日本で最も多数現存している町で、その一部倉庫群は夜間ライトアップされるため、幻想的でロマンチックな光景を観ることができる。
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舞鶴市政記念館
1階は200名収容のホール。2階は展示室で、主に舞鶴市の歴史を中心として、戦後の大陸からの引揚げの歴史に関する展示や舞鶴鎮守府に関する資料などを展示の他、市民の交流を目的に1994年(平成6年)10月に開館した。なお、施設は1903年(明治35年)に旧に日本海軍の雑品庫並損兵器庫として建設された赤れんが倉庫を改築して利用しており、舞鶴赤レンガ倉庫群の一つとして重要文化財に指定されている。また、ベルリンオリンピックでの友情のメダルで有名な大江江雄の展示も常設されている。入場は無料。
国登録有形文化財。
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