おふくろの味として親しまれている「肉じゃが」の発祥の地をご存じですか?その発祥地が、実は、「舞鶴」なのです。
 かつて、日本の海軍では、航海中の水兵さんの脚気を防ぐため、栄養のバランスを考えて、英国海軍の艦上食をモデルに食事を改善したそうです。
 ご存じのように、明治34年(1901年)に舞鶴海軍鎮守府が開庁され、初代司令長官として東郷平八郎が着任しましたが、青年時代には英国は主にポーツマスに留学していました。
 東郷平八郎さんは、その頃食べたビーフシチューの味が忘れられず、部下に命じて艦上食として作らせたのが、肉じゃがの始まりと言われ、栄養バランスも優れていることから、艦上食として広まったと言われています。
 


舞鶴海軍鎮守府 初代司令長官
東郷平八郎
 
海軍厨業管理教科書より肉じゃが(甘煮)の作り方

 ■材料 生牛肉、蒟蒻、馬鈴薯、玉葱、胡麻油、砂糖、醤油 

 ■所要時間
 1.油入れ送気
 2.3分後生牛肉入れ
 3.7分後砂糖入れ
 4.10分後醤油入れ
 5.14分後蒟蒻、馬鈴薯入れ
 6.31分後玉葱入れ
 7.34分後終了

 ■備考
 1.醤油を早く入れると醤油臭く味を悪くすることがある
 2.計35分と見積もれば充分である